各出力にはフレキシブルなパラメトリックEQ、単独のレベル調整、ディレイ・オフセット、フェイズ・フリップが搭載されており、スピーカーのチューニングとルーム補正が可能です。ルーム分析から個々のラウドスピーカーEQ設定とディレイを調整し、キャリブレーション・カーブをプリセットとEQグラフの調整可能なスケーリングで瞬時に比較できます。EQ設定は各スピーカー・チャンネル間でコピー&ペーストが可能です。
オールインワンなスタジオハブとしてのAntelopeインターフェイスがあれば、ハードウェアのスピーカーコントローラーはもう必要ありません。スピーカーごとに色分けされた視覚的な表示により、ミュートやソロ、メーターや出力ボリュームのコントロールが可能です。様々なサラウンド・フォーマットだけでなく、複雑なシグナル・ルーティングをソフトウェアまたはMRCコントローラー経由で素早くプリセット切り替えることができます。リップシンクやスクリーンレイテンシーを調整するために、グローバルコントロールで全体的なディレイタイムを最大100msまで設定できます。
各スピーカー・チャンネルに設定可能なクロスオーバー・フィルターを搭載し、低域情報をLFEチャンネル出力に送ることができるため、さまざまなスピーカー・セットアップで正確なミキシング環境を構築できます。チャンネルごとに独立したフィルター・タイプとオーダー、レベル、ソロ/ミュート・コントロールを備えた専用ミキサーから、ベース・マネージメント設定を微調整できます。
インターフェイスのデジタル/アナログ接続と柔軟なシグナル・ルーティング・マトリックスへのフルアクセスにより、どのようなセットアップ構成をも可能にします。バーチャル・パッチベイを使用して複数のシステムやソフトウェア・アプリケーション間で信号をルーティングすることで、様々なスピーカーやヘッドホンへの同時出力が容易に設定できます。また、作業中にライブ・ストリーミングへ送信することも可能で、まさにその可能性は無限です。
MRC ハードウェア コントローラーを接続すると、直感的で直感的なモニタリング ワークフローが実現します。5 つの専用プリセット呼び出しボタンを使用して、バイノーラル、サラウンド、Atmos のミックスダウンを簡単に比較したり、モニタリング構成を切り替えたりできます。物理コントロールには、ボリューム、ディム、ミュート、ミックス チェック用の個々のスピーカーのソロとミュートが含まれます。
洗練されたGUIからは、キャリブレーションとモニターコントロールの両方にアクセスできます。すべてのデバイス設定と信号ルーティングをプリセットとして保存/リコールできるので、セッティングを一瞬で呼び出すことが可能です。出力レベルのコントロールとプリセットのリコールは、常に最前面に表示される便利なモニター・ポップアップ・ウィジェットで行います。